足底腱膜炎ってなに?
足底腱膜炎とは
足の裏にある「足底腱膜(そくていけんまく)」という組織に繰り返し負荷がかかることで、
炎症や小さな傷が生じ、踵(かかと)や足裏に痛みが出る疾患です。
ランニングやウォーキングをする方だけでなく、
立ち仕事が多い方や中高年の方にもよく見られます。
原因
足底腱膜炎は、一度の大きなケガではなく
日常生活や運動による負荷が、少しずつ積み重なることで起こります。
- ⻑時間の立ち仕事や歩行
- ランニングやジャンプなどの繰り返しの運動
- 急な運動量の増加
- 扁平足やハイアーチ
- クッション性の低い靴やサイズの合わない靴
- 体重増加や加齢 など
症状
最も特徴的なのが、「朝起きて最初の一歩が痛い」という症状です。
その他には、
- 歩き始めに踵が痛む
- ⻑時間歩くと痛みが強くなる
- 運動後に足裏が痛くなる
といった症状がみられます。
治療
多くの場合は手術を行わず、保存療法で改善を目指します。
- 運動量の調整
- インソールの使用
- 消炎鎮痛剤や湿布
- リハビリテーション など
症状が⻑く続く場合には、体外衝撃波治療などが検討されることもあります。
予防
足底腱膜炎を予防するためには、足の負担を減らすことが大切です。
- 運動前後のストレッチ
- 自分に合った靴を選ぶ
- 急に運動量を増やさない など
足底腱膜炎は、速めに適切な処置を行うことで改善が期待できる疾患です。
「朝起きたときの一歩目が痛い」
「踵の痛みがなかなか治らない」
といった症状がある場合には、我慢せずに早めに整形外科を受診しましょう。
参考文献
1.小林匠ら 足部・足関節理学療法マネジメント 株式会社メジカルビュー社 2018
2.井樋栄二ら 標準整形外科学 第14版 株式会社 医学書院 2020